高校三年生へ卒業のお祝いメッセージ

高校三年生へ卒業のお祝いメッセージ

 3年生のみなさんご卒業おめでとうございます。
校長先生はじめ諸先生方、彼らを支え育てて頂いた関係される皆様方、そして、保護者の皆様、卒業を迎えることができました事を心からお喜び申し上げます。

 

3年生のみなさんは卒業を迎え、新たなスタートラインに立ちます。

 

目標、希望、志を持って次のステップヘ進んでください。人は、それを失った瞬間に退化します。
君たちは無限の可能性を持ったかけがえのない存在です。
これから先10年は、自分の可能性を信じ、自分の可能性を広げるための修業期間です。
難しい事、大変なことから逃げずに立ち向かってくださいそれを乗り越える力は必ず人間には備わっています。
だからこの世に生まれてきたのです。勿論あなたにもその力があります。自分に打ち勝つ力を身につけたら、次は人の役に立てるようになってほしいと思います。
一生のうちに一つでも二つでも、人の為に役に立つ事ができたら、生まれてきた価値がそこにあります。

 

2011年の震災によって“絆”の大切さをよく耳にすることが増えましたが、震災があるなしに関わらず、いつの時代もどんな時も人間の原点はそういった心の豊かさにあるはずです。
これから先、大学や専門学校の授業においても仕事においても、恋人や友人との人間関係においてもその他様々な分野で、様々な出来事に出会うでしょう。
そこで経験する全てのことを前向きに受け止めて次の行動に生かしていくことが心の豊かさを育ててくれます。どんな成功や失敗・チャンスやピンチが待ち受けているか非常に楽しみです。
若いうちにできるだけ多くのことを経験してください。
その経験の多さと質の掛け算が、あなたの豊かな人間性になります。

 

その時に、自分自身や家族、自分を取り巻く人たちを大切にし、世界に存在する全てのものを大切にすることを忘れずにこれからの人生を歩んでいってほしいと思います。そういう思いを持って、広い視野で物事を考えられるようになってほしいと思います。
地球規模で物事を考える人間が増えない限り日本の政治、経済はもとより、世界が平和へと進んでいくことはあり得ません。現わすべきは、人間一人ひとりの決意と行動です。「私一人が変わったところで世の中が変わるはずがない」などと思わないで下さい。「私がやらずに誰がやる‼」という心意気を持ってください、それでもいきなり大きなことは出来ません。だからこそ今日一日、目の前のことに全力を尽くす事が必要です『小事を積み重ね、大事をなす』です。

 

日常における一人ひとりの小さな積み重ねこそが大切です。
「早寝早起き朝ごはん」「ごみを拾う」「明るく挨拶する」「新聞やニュースから世の中を学ぶ」「本を読む」「先生の話を真剣に聞く」「自分の興味のあることを徹底して学び、人の為に役立たせる」…そんな小さな事の終結が大切です。
戦後の高度経済成長の根本は日本人の最大の長所である勤勉さにあり、日本の国を何とかしなければという強い決意を持った国民一人ひとりが必死になって毎日の賢明な行動を積み重ねた結果だと思います。明治維新で国を動かした人たちも若くエネルギーに満ちた若者でした。まずは「自分から‼」という思いで行動し、自分を進化させてほしいと思います。
卒業を迎えるこのタイミングで。是非新たな決意を自分に言い聞かせてください。それができたら高校生活を過ごした価値がまた一つ増えます。

 

私も頑張ります。全力で勝つ事を目指します。
しかしこれはあくまでも通過点であり、数ある目標の1つです。
勝つことを真剣に目指すからこそ培われる人間性の向上と、人のため社会のために役立つことがさらに大切です。

 

いずれまた会うとき、成長した者同士で顔を合わせたいものです。
お互いに自分の心を揺るがす小さな敵に負けず、頑張って前へ進みましょう。

 

本日は誠におめでとうございます。

 

※毎年卒業生を送り出すときにはいつもこのような思いです。
勿論、今回大学を卒業していく君たちに対しても同じ思いです。是非ともこのメッセージを一つのきっかけにし、更なる飛躍をしてほしいと思います。

 

國學院大學硬式野球部 監督 鳥山 泰孝